今回のトピックは、生活福祉資金の緊急小口資金について!
緊急事態宣言の延長とともに、緊急小口資金を利用される人が増えました。
そこで気になるのが、審査基準や振り込みついてではないでしょうか。
こちらの記事は…
「緊急小口資金の審査基準について知りたい」
「緊急小口資金はいつ振り込まれる?」
「緊急小口資金の審査に落ちる理由は?」
という疑問をお持ちの人におすすめの記事です。
目次
延長された緊急小口資金について
生活福祉資金の緊急小口資金と総合支援資金の特例貸付が延長されました。
今回は、緊急小口資金に絞って詳しく記述していきます。
延長された緊急小口資金について簡単にまとめると…
▶従来の10万円以内⇒貸付上限額を20万円以内に引き上げ
▶申込期間⇒2021年3月31日
▶あくまで貸付(借金)
▶無利子
▶保証人は不要
▶振り込まれた1年後から返済が開始され、2年以内に返済
▶返済時に住民税非課税世帯の場合は返済免除
この緊急小口資金の申請は、居住地域の社会福祉協議会(社協)にて行うことができます。
緊急小口資金の審査基準
【対象者】
⇒コロナの影響を受け、収入の減少・失業により生活に困窮し、生計維持が困難となっている世帯。
特例の緊急小口資金は、まずこの条件が前提となります。
そして、以下に該当する方は緊急小口資金貸付の対象外となり、申請しても審査落ちになってしまいます。
▶自己破産の手続きをしている
▶生活保護を受給している
▶世帯で緊急小口資金貸付が重複している(一世帯で1人20万円まで)
▶暴力団員
緊急小口資金の手続きは、必要書類がないと申請ができませんので確認してから用意しましょう。
《行政で入手する必要書類》
『借入申込書』『借用書』『重要事項説明書』『収入の減少状況に関する申立書』
《自分で用意する必要書類》
『住民票』『通帳、またはキャッシュカードのコピー』『本人確認書類』
※本人確認書類は、運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証、在留カードのいずれか。
今回の緊急小口資金は、「緊急かつ一時的な生計維持のための貸付」。
ですので、申し込みをする人にできるだけ負担がないよう、誰でも簡単に申請できるようになっています。
給与明細などの確認書類がなくてもOK
収入減少の大小は関係なし(1万円の減少でもOK)
就業形態や職種は問わない(アルバイト、フリーランスでもOK)
基本的には、収入が減っている人は誰でも大丈夫という感じですね!
返済も1年後からと延長されていますので、緊急小口資金貸付の対象の方は生活のために積極的に活用していきましょう。
緊急小口資金の詳細は厚生労働省のホームページで確認することができます。
社協によって申し込み方法が違う?
緊急小口資金は、居住地域の社会福祉協議会(社協)で申し込むことができます。
基本は窓口での申請になりますが、各社協のホームページから申請書をダウンロードして、そのまま郵送できる場合があります。
感染防止や待ち時間の短縮にもなりますので、まずはお住まいの社協のホームページを確認してみましょう。
緊急小口資金の審査は厳しい?審査ることはある?
緊急小口資金で一番気になることが『審査』についてです。
生活に関わることですので、誰もが無事に振り込まれて欲しいのが本音ですよね。
しかし、今回の緊急小口資金は特例であり緊急ですので、よほどのことが無い限りは無事に振り込まれます。
が、中には審査に落ちるている人もいるようです。
審査に落ちる理由は?
緊急小口資金の審査に落ちる理由に関しては、「公表しない」となっているため誰も知ることができません。
対象外の枠に当てはまってしまって、審査に落ちた人も一定数いると思います。
では、その他の落ちる理由に何があるのでしょうか…。
都道府県や担当職員によってバラつきがある
昨年、緊急小口資金の承認率が低い徳島県では審査の不備があったようです。
「緊急小口資金を支給されなかった4人がその後、厚生労働省への問い合わせで受けられるようになった」事例が起きています。
「厚労省の示す貸付要件では不承認にする要因はなかった」ことが分かり、再申請して承認されました。このケースについて、理由と検証を求めました。
担当者は「個別事情については明らかにしておらず、回答は差し控えたい」とするだけでした。引用元:全国生活と健康を守る会連合会
緊急小口資金・総合支援資金についての貸付決定率を見てみましょう。
(2020年10月31日までの状況)
引用元:たつた良子のページ
これを見ると、かなりバラつきがあることが分かります。
100%振り込まれている県があるいっぽう、一番承認率が低い徳島県は85.5%。
自分の都道府県の承認率が低いと不安ですね…。
ですが、平均して見ると審査に落ちる人は1~2%ぐらいですので、ほぼ貸付できると言ってよいでしょう。
審査落ちが不安な方への対策方法
個人的な意見になりますが、審査落ちが不安な方への対策方法を考えてみました。
▶収入の減少状況に関する申立書の「減少の理由」を細かく丁寧に記載する。
▶収入の減少状況の証明書類(給与明細)が用意できる場合は、同封してしまう。
▶生活資金に余裕がある場合は、10万~15万円で申請してみる。
このような工夫をすれば、まず審査にマイナスとなることはないでしょう。
最低でも「減少の理由」は分かり易く書いておくのがおすすめです。
さらに、対策として『緊急小口資金等の運用に関する連絡事項』を頭に入れておきましょう。
こちらには、各社協が窓口対応や審査で行うべき運用内容が書かれています。
厚生労働省から発表されているもので、緊急小口資金に関しての正しい説明になります。
各社協によって「内容が違う」「必要書類が違う」という事が起きた場合は、この内容をもとに異議を唱えましょう。
総合支援資金について田村厚労大臣との質疑で「問答集が唯一の審査基準でそれに反する社協があれば改善を求める」との答弁がありました。なので問答集に反する対応があれば私宛にご連絡ください。「〇〇社協で(問答集に反する)××の対応があった」と具体的にご指摘ください。https://t.co/15AHkXY1TK
— 高井たかし (@t_takai) February 26, 2021
緊急小口資金はいつ振り込まれる?
上記の審査対応と同じく、緊急小口資金の振り込みについてもバラつきがあります。
理由は様々で、独自の理由や申し込み者の急増、社協職員の不足など…。
振り込みが早い都道府県は、1週間前後
振り込遅い都道府県は、2~3週間
さすがに3週間となれば、全然緊急ではありませんね。
こればかりは、残念ながら振り込まれるまで待つしかありません。
【まとめ】緊急小口資金はいつ振り込まれる?審査に落ちる理由など詳細を調査!
いかがでしょうか。
今回は、緊急小口資金につてまとめてみました。
・緊急小口資金の審査条件をチェック
・審査に落ちる理由は都道府県でバラつきがある
・振り込みにつても早い遅いのバラつきがある
調べてみて分かりましたが、一番の問題は各社協で審査基準が違うこと。
最低でもここをまず改善してもらいたいです…。
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